同じキリムと呼ばれても、値段がかけ離れる理由
キリムを購入する際気になることの1つが
キリムの値段です。
一口にキリムと言っても
その価値や質は千差万別。
「値段が決まる要因」を知るのは
本当に納得のいくキリムを選択するために
必要なことですね。
そのために、今回は簡単にですが
キリムの値段の決まり方をご紹介いたします。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
まず、キリムは織られた年代によって
3タイプに分けられます。
・アンティーク(100年以上前)
・オールド(約40~100年前)
・ニュー(新作)
の3種類です。
・アンティーク(100年以上前)
・オールド(約40~100年前)
・ニュー(新作)
ただし、一概に
「古いものほど値段が高くて良質」
というわけではありませんのでご注意ください。
もともとキリムは遊牧民たちの
手づくりで作られており、
知識や化学染料もないので、
色を染めるときには
キリム一枚にトラック約一台分の原料が
必要だったと言われています。
しかし、
西洋から化学染料が流入してからは
伝統の技術が廃れてしまいます。
中には外国産のウールを使ったものもあり、
繊維の強度が弱くて脆いキリムが
出回るようにもなりました。
ですので、年代の浅いキリムは
比較的安価になりやすいです。
それと近年は遊牧民が激減しているため、
オールドやアンティークは
希少価値となってきています。
ただキリムを買うだけならば、
最近は安価で気軽に手に入るようになりました。
ただし、キリムを買う際には、
強度にリスクがあるのかもしれない
ということを踏まえた上で
ご検討されると良いかと思います。
また、年代が浅いオールドでも、
天然染料を使って糸の撚りや織り目が
繊細で模様が美しく描かれたものは、
アンティークと同様に高価です。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ここまでの話をまとめると、
キリムの値段を決めるのは
①年代の古さ
②天然染料が占める割合
がおおまかなポイントと
なることがわかります。
キリムをご購入される際は店員の方に
この2つを確認すると、
より納得のいくキリムを
手に入れられるでしょう。
「天然染料が具体的によくわからない」
という方のために画像で簡単にまとめてあります。
これだけの天然素材を使っていれば
手間やコストがかかることが
よくわかります。
素材をよく知ることでさらに
キリムの奥深さを感じます。
Furacocoではネットショップで
キリムを使った商品を扱っており、
下のURLからネットショップに飛べるので
実際に値段をされてみてはいかがでしょうか。
↓
以上でキリムの値段にばらつきが
出てしまう理由の説明は終わりです。
最後までご覧いただき
ありがとうございました。
====================================
●Facebookでもキリムやその他インテリアに関する情報をお届けしていますのでご参考までにフォローして頂ければと思います。