キリムで彩る豊かな暮らし  by FURACOCO

一枚一枚の色や柄が異なる個性豊かな織物、キリム。その味わい深い魅力をより深く理解し、楽しみを広げるために必要な基礎知識・アイデアをご紹介いたします。

同じキリムと呼ばれても、値段がかけ離れる理由

キリムを購入する際気になることの1つが

キリムの値段です。

 

 

一口にキリムと言っても

その価値や質は千差万別。

 

 

「値段が決まる要因」を知るのは

本当に納得のいくキリムを選択するために

必要なことですね。

 

 

そのために、今回は簡単にですが

キリムの値段の決まり方をご紹介いたします。

 

 

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まず、キリムは織られた年代によって

3タイプに分けられます。

 

 

・アンティーク(100年以上前)

・オールド(約40~100年前)

・ニュー(新作)

 

の3種類です。

 

 

 

・アンティーク(100年以上前)

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・オールド(約40~100年前)

 

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・ニュー(新作)

 

 

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ただし、一概に

「古いものほど値段が高くて良質」

というわけではありませんのでご注意ください。

 

 

もともとキリムは遊牧民たちの

手づくりで作られており、

知識や化学染料もないので、

 

 

色を染めるときには

キリム一枚にトラック約一台分の原料が

必要だったと言われています。

 

 

しかし、

西洋から化学染料が流入してからは

伝統の技術が廃れてしまいます。

 

 

中には外国産のウールを使ったものもあり、

繊維の強度が弱くて脆いキリムが

出回るようにもなりました。

 

 

ですので、年代の浅いキリムは

比較的安価になりやすいです。

 

 

それと近年は遊牧民が激減しているため、

オールドやアンティークは

希少価値となってきています。

 

 

ただキリムを買うだけならば、

最近は安価で気軽に手に入るようになりました。

 

 

ただし、キリムを買う際には、

強度にリスクがあるのかもしれない

ということを踏まえた上で

ご検討されると良いかと思います。

 

 

また、年代が浅いオールドでも、

天然染料を使って糸の撚りや織り目が

繊細で模様が美しく描かれたものは、

アンティークと同様に高価です。

 

 

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ここまでの話をまとめると、

キリムの値段を決めるのは

 

①年代の古さ

②天然染料が占める割合

 

がおおまかなポイントと

なることがわかります。

 

 

キリムをご購入される際は店員の方に

この2つを確認すると、

より納得のいくキリムを

手に入れられるでしょう。

 

 

「天然染料が具体的によくわからない」

 

という方のために画像で簡単にまとめてあります。

 

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これだけの天然素材を使っていれば

手間やコストがかかることが

よくわかります。

 

 

素材をよく知ることでさらに

キリムの奥深さを感じます。

 

 

Furacocoではネットショップで

キリムを使った商品を扱っており、

下のURLからネットショップに飛べるので

実際に値段をされてみてはいかがでしょうか。

furacoco.stores.jp

 

 

以上でキリムの値段にばらつきが

出てしまう理由の説明は終わりです。

 

 

最後までご覧いただき

ありがとうございました。

 

 

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